
こんにちはノギーです。
豊胸に効果があるとされてきたサプリメントが国民生活センターから安易な摂取は控えるよう注意喚起がされました。
プエラリア・ミリフィカっていう成分はきいたことはなかったのですが、様々な商品に使用されていた商品だったので使用されていた方も多いのではないでしょうか?
身近にそのような商品が販売されているのって結構怖いですよね。
この記事の目次
プエラリア・ミリフィカって何?
そもそもプエラリア・ミリフィカって何?っていうことなのですが、タイで生産されるマメ科のつる植物です。
根に女性ホルモンと同じ働きをするとされている成分が含まれているものです。
原産国のタイでは昔から若返りに効果があるとされてきました。
豊胸に効果がある?
プエラリア・ミリフィカは豊胸に効果があるのか?という点ですが、この点については科学的な根拠は乏しいようです。
国立健康・栄養保健所のサイトによると「ヒトにおける有効性は十分な情報は見当たらない」としています。
私がインターネットで検索したところ、国民生活センターの発表以降も多くのプエラリア・ミリフィカ含有の商品が販売されていますが、やはり豊胸の効果があったという口コミなどを宣伝材料として販売している商品が多いです。
そのほかにも様々な効能が謳われている
女性ホルモンと同じ成分が含まれているということで多くの効能が謳われているようです。
その効能とは「豊胸」「美肌」「若返り」「強壮」「更年期」、中には男性向けに「抜け毛対策」として販売されているものもあります。
今回の件に対する見解を示している販売企業も
国民生活センターに寄せられている相談件数は2012年度以降で209件となっています。
ある販売会社は早速今回の報道に対して声明を出しています。
簡単に要約すると次のような主張です。
「今回の相談件数の多くは2015年以降のものです。利益を優先して販売している会社もあり、成分が怪しいものもある。
また、全額返金を謳っておきながら、実際はそのような対応をしていないことも多いようだ。
そのような販売会社が本来摂取すべきでないような方にまで利益優先で販売したせいだと想定される。」
簡単にまとめると上のようなことです。
また、医学博士などからの指導を得ながら製造・販売してきているということも記載されています。
海外では摂取禁止の国も
驚いたことに美容の意識が高い韓国でもプエラリア・ミフィカは摂取禁止とされています。
また欧州連合においても同様の措置が取られています。
生産国タイでも摂取には制限が
さらに驚くことに古くから若返りとして摂取してきた生産国タイにおいても一日の摂取量は100mg以下と制限が設けられているのです。
ちなみによるとタイでは次のような結果が認められているとのことです。
・更年期症状のある女性37名 (タイ) を対象としたオープンラベル試験において、プエラリア・ミリフィカ50 mg/日または100 mg/日を6ヶ月間摂取させたところ、乳房痛、腟分泌物、腟出血、頭痛などが認められた
サプリだから安全というのは単なる思い込み?
私はサプリが結構好きです。
何だか「きれいになる」とか「元気になる」とか、「誰かが使って効果があった」とか言われるとつい試してみたくなっちゃうんですよね。
薬は飲みすぎは良くないっていう意識が私の中にあるんですが、サプリなら安全という思い込みが心のどこかにあるのかもしれません。
しかし、サプリといえども成分によっては、強い副作用を体に及ぼす場合があるということを今回の事象が教えてくれました。
「国はしっかり対策して!!」というよりも、自分の身は自分で守るという意識が大切ですよね。
今被害がなければ飲み続けてもいいの?
ところで、プエラリア・ミリフィカ配合のサプリメントを飲んでいるけれど、特段健康被害はない。むしろ調子はいいぜという方もいらっしゃるかもしれません。
そういった場合このまま飲み続けていいのかという点ですが、厚生労働省では次のように注意喚起しています。
プエラリア・ミリフィカは植物性エストロゲン(女性ホルモン様作用)を持つため、 健康影響が起こる可能性が考えられます。そのため、体調に異常を感じた場合は、直 ちに摂取をやめて、医療機関を受診し、最寄りの保健所にご相談いただくようお願い いたします。
まとめ
豊胸とか美肌とか人それぞれコンプレックスを抱いていますよね。
それを治したいとか、きれいになりたい。もっと素敵になりたいっていう気持ちって私は素敵だと思います。
むしろ私は最近、そいう気持ちが薄れてきてしまったような(涙)
ただ、気を付けなければいけないことは、そのようなコンプレックスや思いが強くなりすぎると周りが見えなくなったりしがちです。
また、コンプレックスを人一倍強く感じているとなかなか他人に相談しずらいですよね。
そして、そういった気持ちを悪用して商売をしている人が多いのも悲しいけれど事実です。
しっかりと自分を守っていくすべを身に付けていかなければいけませんね。