近所に名門中高一貫高校なんてない我が家は中高一貫校の受験はほとんど考えていませんが、そんな我が家にとっても、ためになる本があったので、書評がてらシェアしておきたいと思います。

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「超一流中高校長先生の教え」

副題には「子供のやる気を引き出す65の言葉」とあります。

 正直学生時代、全校集会なんかで校長先生の話がはじまると早く終わんないかなあなんて思っていた私。

 

そんな私が何故わざわざ校長先生の本を読んだのか?

それは私自身も謎なのですが、ただ歳を重ねると今まで聞きたくもないと思っていた言葉に耳を傾けたくなるのかもしれません。

ただ、「超一流」という言葉に惹かれたのは間違いありません。超一流ではなかった我が母校の校長先生があまり良い話をしてくれなかったかどうかは、正直忘れてしまっているのですが、当時の私に刺さらなかったという点は間違いないようです。

超一流校の校長は考え方が尖っている

本書にはいわゆる御三家とよばれる学校(開成、麻布、武蔵)なんていう学校の校長のお話も掲載されているのですが、御三家の校長は、ポジショントークもあるのでしょうかあまり進学実績には重きを置いていないような余裕のスタンス。

むしろ、御三家を追いかける高校の校長の方が東大や医学部への進学実績を気にしているような気配が行間からひしひしと伝わってきました。

 ところで、東大への進学率が最も高いとされる筑波大駒場の校長の話が掲載されていないのは、国立故にインタビューを拒否されたのでしょうか?

本書は東洋経済オンライン編集部が編集しているものですが、同じく東洋経済オンラインで連載されているおおたとしまささんの記事なんかを読んでも、昔から名門と呼ばれている学校は、進学実績よりも人格形成に重きを置いていることが伺えます。

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とりわけ、麻布、武蔵の校長先生の教えは、学校生活が大学受験を目的としていないということがひしひしと伝わってきます。

このことは、さきに紹介したおおたとしまささんの名門校「武蔵」で教える 東大合格より大事なこと (集英社新書) 」神田憲行さんの「「謎」の進学校 麻布の教え (集英社新書)」に詳しいようで、また読みたい本が一冊増えてしまいました。

また、本書と同時進行で読んでいるマサチューセッツ工科大学のメディアラボ所長である伊藤穣一共著の「9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために」で度々語られる「学び」の概念がその2校からは特に伝わってきました。

我が子も入れたい!?

上の二校以外にも、入れる入れないは別にして、こういう学校ならば入れてみたいなと思った学校もいくつかありました。

正直中高一貫校への受験については、否定的な私でしたがエリートを育てるということは、こういことなのかという一端に触れられた気がします。

恐らく中高一貫校の特徴ある教育方針に触れて我が子もそこに入れたいという思いが強くなるんだろうなあというのは、とてもよく理解できます。

気になった点

ただ、1点気になった点を挙げるとするならば、そのような魅力的なカリキュラムを組んでいる名門校でもやはり中学受験の試験は詰込み型のものを求めているようなんですね。

ある学校の校長は中学受験で培った詰込み型の知識では、役に立たないようなことをおっしゃっているんです。では、そのような試験をまずは変えればよろしいのではないでしょうと門外漢の私は思わずにはいられませんでした。

とはいえ、東大や京大の受験が変わってきているように、恐らくは名門私立の受験の質も少しずつ変わっていくのではないかと私は推測しています(全く関係のない素人の予測でしかありませんが・・・)。

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