
ヤマト運輸の料金値上げが発表されました。
業界で5割のシェアを持つ会社だけに他社も追随する可能性もありましが、私たちアマゾン利用者にとって最も大きな関心ごとの一つがアマゾンの送料が値上げされるのかということではないでしょうか?
ヤマト運輸とアマゾンの関係
このページをご覧の方は、すでにご存じだと思いますが、ヤマト運輸とアマゾンはまさに一連托生というくらいの間柄です。
すでに、佐川急便は料金の安さからアマゾンからの荷受けをしていませんし、アマゾンから配送されるほぼすべてがヤマト運輸により配達されているとうのが現状です。
今回、ヤマト運輸の料金値上げも急増するアマゾン発の荷物の多さに現場が悲鳴を上げたということが一因として挙げられています。
アマゾンプライムの料金
2017年現在アマゾンプライムの料金は年間で3,900円(税込み)です。
この価格は、月にすると350円ですから、多くの方がいうように相当安い金額何だろうと思います。
2,000円以下でも送料が無料になるならという理由ではいっている方も多いのだろうと思いますが、それ以外にも100万曲の音楽が無料で聞けたり、動画が見られたりと、メリットがむちゃくちゃ凄いです。
アマゾンプライムの魅力は、他の方がたくさん書いていらっしゃいますので、ここではこのくらいにとどめて割愛したいと思います。
それだけの魅力があるアマゾンプライムですが、我が日本の料金がいかに安いかということで各国の比較をしてみました。
アマゾンプライム料金の各国の比較
現在アマゾンプライムは12カ国で利用できるサービスですが、主要な国を比較してみました。
国 | 料金 | 日本円(概算) |
日本 | 3,900円 | 3,900円 |
アメリカ | 99ドル | 1万2,000円 |
英国 | 79ポンド | 1万2,000円 |
ドイツ | 49ユーロ | 6,000円 |
フランス | 49ユーロ | 6,000円 |
中国 | 388人民元 | 6,000円 |
アメリカのアマゾンプライムはかなり高い印象ですが、その分サービスは充実しています。
各国も値上げ傾向
中国は2017年の2月28日までは188人民元(日本円で約2,900円)と破格の安さで申し込めるサービスにしていましたが、3月1日からは388人民元となっています。
また、アメリカやフランスなども2014年から値上げされています。
もちろん値上げの理由は各国様々なのでしょうが、大きいものではやはり運送費があげられるようです。
また、はじめは安い金額で消費者を囲い込んで、利用者を増やそうとするアマゾンの戦略も透けて見えます。
各国の料金から比較しても日本のアマゾンプライムの料金は2,000円程度の値上げがされてもおかしくないと思います。
日本の安さはアマゾンの囲い込み戦略
各国からの比較からしても現在のアマゾンプライムの料金がいかに安いかが伺えます。
たしか2014年ころのインタビューでアマゾンジャパンの社長はアマゾンプライムの値上げは当面考えていないということをおっしゃっていました。
しかし、今回ヤマト運輸が27年ぶりの値上げをすることになると、アマゾンも送料の見直しをせざる得なくなるでしょう。
その時、アマゾンプライムの料金がいくらくらいまであがるのか?あるいは2,000円以上送料無料としている金額を見直すのか?あるいはその両方か?
アマゾン利用者にとっては、目が離せない1年になりそうです。