
ズボンプレッサーは、アイロンなどと違い多くの企業が製品展開をしている商品ではありません。
その中で、唯一高級路線のズボンプレッサーを展開するコルビー社製のズボンプレッサーについて、調査しました。
この記事の目次
最も評価が高いコルビー
ズボンプレッサーを愛用する方の中で最も高い評価を得ているといえるのが、コルビー社です。
コルビー社はイギリスに本社を構えていて、ズボンプレッサーを製造して70年以上の歴史を誇り、世界中に製品展開をしています。
日本では日本ゼネラル株式会社が輸入元となって製品展開をしています。
コルビー社製のズボンプレッサーの評価が高い理由
評価が高い理由は、ズボンをプレスしたときの仕上がりの高さにあります。
なぜ、コルビーの商品は高い仕上がりを実現できるのでしょうか。
それには二つの秘密が隠されています。
使いやすい仕組み
一つ目は、ストレッチャーバーシステムという機構にあります。
これは、ズボンをズボンプレッサーにいれてレバーを下げるだけで、自動的にズボンを引き伸ばすことできれいな仕上がりを実現しています。
ホテルに宿泊した際、コルビー社製のズボンプレッサーを夫が使用していましたが、その単純でありながら理にかなった設計に感激していましたし、仕上がりも素晴らしいとの感想を抱いていました。
衣類を大事にする仕組み
二つ目の特徴がサーモスタットの内臓です。サーモスタットとは平たくいうと温度調節機能のことで、コルビーのズボンプレッサーは、60度という比較的低い温度でズボンのプレスを実現します。
素人の私からすれば、温度は高めに設定した方がきれいにプレスがかかるなどと早計に考えてしまいがちですが、さにあらずです。
温度を上げることで、確かにプレスは付きやすくなるのでしょうが、一方で大切な衣類を傷める原因にもなり得るのです。
このため、コルビーのズボンプレッサーはズボンプレッサーとしては、控えめな温度を保ちつつあなたの大切な衣類を守ってくれるのです。
このことはイギリス人の気質の表れの一つであるのかもしれません。
イギリス人は、新しいものよりも良いものを大切に長持ちさせるという思想があります。
そうした思想が、コルビー社のズボンプレッサーには、息づいているといえます。
値段も最も高い
衣類を傷めずに、きれいな仕上がりを約束してくれるコルビーのズボンっプレッサーですが、購入を検討した場合最もネックになるのがその価格です。
他社製品が1万円程度の商品展開であるところ、コルビーのズボンプレッサーは3万円弱が実売価格です。
また、一部では木目調の風合いがおしゃれだとの評価もありますが、長机をたたんだような佇まいに見えてしまい正直私的にはあまり好みではありません。
消耗品という声も
コルビー社のズボンプレッサーを購入する際のもう一つのネックが中のウレタン素材の劣化です。このウレタン素材は、使用されている方によるとおおむね5年くらいで劣化するとおっしゃっている方もいらっしゃいます。
ただし、ウレタン素材の部分は1万数千円で修理可能だということなので、5年に一回消耗品を交換するという感覚であれば問題はないのかもしれません。
コルビー社製ズボンプレッサーはこんな人におススメ
衣類を大事にしたい人
まずは、なんといっても衣類を大事にする人には、コルビー社製のズボンプレッサーがおススメです。
衣類を大事にする方の中には、クリーニングにすら出すのを嫌がるという方もいらっしゃいます。
もちろん衣類を清潔に保った上でですよ。
そういった意味で、コルビー社製の60度までの温度設定でズボンをプレスしてくれるというコンセプトは非常にありがたいものだといえます。
忙しい人
このことはコルビー社製のズボンプレッサーを購入される方に限定されることではなく、ズボンプレッサーそのものの購入される方共通の傾向といえます。
ズボンプレスにかける10分あるいは15分を短縮させると考えるとズボンプレッサーは、おける場所さえあるのならば、決して高い買い物ではないと思います。
天然目のデザインにこだわりがある人
このデザインでのズボンプレッサーはコルビー社だけになりますから、天然木のデザインにこだわりがある方は迷わずコルビー社製のズボンプレッサーを選ぶべきです。
中にはインテリアとしても良いとおっしゃる方もいらっしゃいますが、流石に私はインテリアとしてズボンプレッサーはいかがかなとは思うものの、重厚なデザインは電化製品以上の価値を与えてくれるのかもしれません。