
こんにちはノギーです。
教育とテクノロジーを融合させたサービスをエデュテック(Edutech)という造語でいうそうですが、リクルートが提供するスタディサプリの登場以後、通信教育もエデュテックの波が押し寄せているような気がします。
その中でも後発の部類になるかと思いますが、大手出版社の学研の子会社が提供する学研ゼミについていろい色々と調べてみました。
この記事の目次
学研ゼミってなんだ?
そもそも学研ゼミって何だろうということですが、一言でいうとパソコンを活用した通信教育の一つです。
この点で、学研ゼミはタブレットのみを使用して行う他の通信教育とは一線を画しています。
ですので、家にパソコンはあるけれど、タブレットはないし新たに購入するつもりもないというご家庭にとっては、選択肢の一つになり得るのかなと思います(スマートフォンでの利用は推奨されていないようです)。
また、先ほど述べたように学研ゼミは他のネットを使った通信教育の中で、サービスが始まったのが比較的最近の部類に入り、2016年10月からとなります。
学研ゼミの対象年齢
さて、学研ゼミの対象年齢は幅広く、幼児(3歳から)から高校生となっています。
流石創業70年を誇る学習会の老舗だけあってノウハウも豊富なんでしょう。
幅広いカバーですね。
学研ゼミの特徴
マルチデバイス対応
学研ゼミの特徴の一つとして挙げておきたいのが、前述したマルチデバイス対応です。
もちろんタブレットは便利なんですが、パソコンを使って勉強することでパソコンの操作にも慣れる効果も狙えるでしょう。また、我が家のようにパソコンのみしか所有していないご家庭もあるでしょう。そういう家庭にはマルチデバイス対応は嬉しいです。
低価格
スタディサプリの月額980円は、それまで潜在的に私たちが持っていた月にかかる教育費の固定概念を壊すほどのインパクトがありました。
後発の学研ゼミは、そのスタディサプリすら凌駕する500円からという価格設定です(費用については、後述します)。
豊富なコンテンツ
学研ゼミの特徴の一つとしてコンテンツの豊富さが挙げられれます。
スマートドリル
学研ゼミの主サービスになります。月額500円から1000円で利用できるドリル形式です。
学年 | 提供科目 | 年間総問題数 | 月額費用 |
---|---|---|---|
1,2年生 | 国語、算数 | 1900問 | 500円 |
3,4年生 | 国語、算数、 理科、社会 | 3500問 | 1000円 |
5,6年生 | 国語、算数、 理科、社会 | 3600問 | 1000円 |
中学生 | 国語、算数、英語 理科、社会 | 7800問 | 1000円 |
ワンダードリル
小学1年から中学3年までの教材を学べるサービスです。
スマートドリルとは何が違うのかというと、教科書に準拠しているのがスマートドリルであるのに対して、ワンダードリルは教科書には準拠していない問題とされていて、費用はどの学年も500円となっています。
また、ゲーム的な要素も取り入れられているので、飽きずに継続できる仕組みが整っています。
次の動画を見るとより詳しくワンダードリルのことがお分かりいただけるかと思います。
キッズクラス
キッズクラスは、幼児向けのサービスになっており、文字や数を楽しみながら学べる教材です。
月額費用も500円と安く、通信教育で最も安いポピーよりも断然安い価格で始めることができます。その分、添削やポイントをためて何かを貰うということはありませんが、そういったものは不要とお考えのご家庭やタブレットやパソコンなどの方が子供が興味を持ちやすいとお考えの場合は、検討する価値は十分あると思います。
学研図書ライブラリー
いわゆる電子書籍です。電子書籍が600冊読み放題ということなのですが、正直600冊って少なくない?っていうのが私の感想です。
600冊に付き500円は、私としては払えないかなあと思ってしまいます。
ただ、子供に特化した内容の書籍ばかりですから、充分な冊数なのかもしれませんし、こちらは一月は無料なので試す価値はあります。
学研ジュニア新聞
学研と銘打っていますが、朝日ジュニア新聞が母体となっています。
朝日ジュニア新聞の内容が毎日配信されるという仕組みです。ニュースに興味を持つとっかかりとしては良いのかもしれません。
新聞自体は、子供が興味をそそるタイトルになっていたりとか、ルビが振られていたりとか工夫が随所に見られます。
また、私がいいなと思っているのが問いかけが所々にあるということです。単に新聞から情報を得るだけでなく、そこから何かを考える癖をつけるのはとても良いことだと思います。
学研デジタル百科事典+
収録されている書籍は以下のとおりです。
中学生向け ジュニアアンカー英和・和英辞典、小学生向け 新レインボー小学国語・漢字辞典、小学生向け レインボー英和・和英辞典、小学生向け 小学理科実験図鑑、小学生向け 絵カード辞典、マルチメディア図鑑、ニューワイド学習百科事典
私としては、それほど収録されている内容が多いなとは感じていませんが、実際に使用している方からお聞きすると結構使えるみたいよとのことでした。
学研の図鑑が収録されているのなら、毎月500円は値ごろだと思うんですが・・・
学研チャンネル
親が子供のころに見た名作アニメや、英語や科学実験のコンテンツが充実しています。
コチラも月額500円で利用できます。
中身的にはNHKの教育番組に近いイメージでしょうか。
入会特典が多彩
何気に嬉しいのが入会特典が多彩だということです。
例えば2017年7月現在、入会者には抽選でカブトムシ採取&里山ツアーなるものが当たるキャンペーンを実施していますし、「学研 夏のプレゼントキャンペーン」も実施されていて、期間中 抽選で1,000名様に、50,000円分のJTBギフトカード、タブレット端末、学研の図鑑や学習まんがのセットが当た るなんていう嬉しいキャンペーンもあります。
また、学研ゼミ高校生では、会員登録をするだけで、90分間の講義を各教科1コマずつ視聴できるという特典もあります。
会員登録をするだけなら無料ですからこの機会にまずは登録してみるのがいいのかもしれません。
すべてのサービスが初月無料!【学研ゼミ】
学研ゼミのクチコミや評判
学研ゼミのクチコミや評判ですが、始まってまだ1年余りということもありそれほど多くはありませんでした。
ただ、料金的なことでいうとうまく利用すれば、かなり安いという評価が多いようです。
もちろん、すべてのサービスを利用するとなると月額にして3,4千円かかりますから、費用的なメリットは感じられなくなりますが、すべてコミコミの金額にしないで、自分が必要とするものだけを利用する仕組みになっている学研ゼミのスタイルは良心的だなと思います。
通信講座の場合価格も重要ですが、子供が継続的に勉強をし、かつ効果があることが重要ですから価格だけでは測れませんが、スマイルゼミ、ワンダードリルの内容は無理なく続けていくことができるコンテンツになっていると思います。
また、他の通信教育との差別化が図れているのが、まなびサポートコースというものです。
これはワンダードリルを受講している方が月額1,000円を支払うことで、近くの学研教室の指導者と親と子が月一回程度面談して、家庭学習の今後の進め方などをアドバイスしてもらうというものです。
通信教育のデメリットの一つとして、途中でやらなくなってしまいがちというのがありますが、一月に一度外部の方と面談するという機会をもつことで、子どもにとって励みにもなるに違いありません。
また、指導経験豊富な方から月に一回程度でもアドバイスを貰えるということは、とても貴重な経験だと思います。
このあたりのサービスは幅広く事業を手掛けている学研ならではといえるかもしれません。