
RISU算数ってご存知ですか?
タブレット型の通信教育は、数多く出てきておりますが、中でも私が気になっていたのがRISU算数の通信教育。
「東大発」等のうたい文句で非常に興味を惹かれる親御さんも多いのではないでしょうか?
私自身は、RISUの取締役加藤エルテス聡志さんが連載してる日経DUALの記事を見たときから、面白い考え方をされる方だなあと気になっていたり、NEWSPICSでRISU算数の紹介がされていた際に、多くの方から比較的良いコメントが付いていたのをみてから結構気になっていたんですよね。
いつか我が子もRISUを習わせたいなあとおぼろげながら考えていたのですが、体験する機会を得たので、良い点や悪い点など私なりにまとめてみました。
この記事の目次
RISUタブレットの到着
RISU算数タブレットが届くと子供たちは大騒ぎ。
Ipadを使用したタブレット学習は、我が家は他の家庭に比較して多く実施していると思いますが、子どもたちにとっては自分専用というのが何とも嬉しいみたいです。
RISU算数の実力テストは超重要
RISU算数を始める方が口をそろえておっしゃっているのが、はじめに行う必要がある実力テストの重要性。
公文や他の塾などでも実力テストをはじめにしてみて、その子にあった単元から始めるということはあるかと思いますが、なぜRISU算数の実力テストが重要なのか?
そこには2つの理由がありました。
RISU算数の実力テストが重要な2つの理由
①RISU算数のスタートの場所が決まる。
②RISU算数は、単元の消費数に応じて料金が変動する。
ということから、実力テストの重要性が声高に叫ばれているのです。
①はお子さんの実力に合わないレベルから始めてしまった場合、お子さんのモチベーションに大きく影響しますよね。
②については、打ち間違いなどして本来の実力よりも低く実力が評価されると、後により多くの費用が発生するということも有り得るわけです。
しかも、この実力テスト後にも先にも1回しか受けれません。
ちょっと受け直しっていうことができませんので、実力テストを受けるときは気合いを入れてよろしくお願いします!!
特にタブレットをあまり使い慣れていないお子さんや、タブレットなどには触れる機会はあるもののタッチペンはあまり使用したことのないお子さんは、親御さんが答えを押してあげるということをしても良いでしょう。
我が家では、長男がタッチペンを握り問題を解いていくのを見守っていました。
実力テストで、少し間違った問題でも、単元はそこからスタートとなっていました。(長男の場合、打ち間違いではなくて問題をよく読んでないだけなので私は黙って間違うのをみていました)
もし、答えの打ち間違いで本来スタートすべき単元ではなく、自分の実力よりも低いレベルで始めるとなるとモチベーションにも影響を及ばす可能性がありますからね。
もちろん、本当に間違う場合(たとえそれがイージーミスだとしても)は、親は黙って我慢する必要があります。
実は、親的にこれが結構しんどいです。このくらいわかるでしょ!!ってどうしてもなりがちなんですよね。
幼児を対象としたRISUキッズには、実力テストはない
ただし、幼児を対象にしたRISUキッズには実力テストはついていません。
RISUキッズを受講する方は、皆さん同じレベルからスタートするということになります。
正直ようやく数を読めるようになった次男にとっては、丁度良かったのですが、先取り学習をしているお子さんには恐らく物足りないものになる気がします・・・
長男RISU算数にはまる
さて、実力テスト終了後早速RISU算数に取組み始めた長男。
我が家では別のタブレット学習を取り入れているので、それほどタブレット学習自体には新鮮味がないのかなあと思いきや、親の予想を覆すはまりっぷりでした。
小学2年生の長男が語るRISU算数にはまる点と親目線から見た良い点、そして悪い点をまとめてみました。
RISU算数の良いと思う点
すごろくのような感覚で進める
長男曰く、「一つの面をクリアしたときにすごろくのように進めるようになっていて面白い!!」とのことです。
子供って単純だわと思いつつ、このすごろくは確かに良く考えられています。
一つ一つ進めて次のステージに進めるというスタイルをとっている教材は結構あると思うのですが、RISU算数のすごろくの凄い点は①進めるステージが複数から選べる場合もある。そしてもちろん②ステージごとにスモールステップアップになっているので、知らぬ間に算数の複合的な要素を学べる。
実際の画面をごらんください。
この進め方は無学年式をとっているメリットの一つです。
学校の算数は、どうしても図形をやったり時計をならったり、連動性があるとはいえ細切れになりがちだと私は思うんですよね。
RISU算数のような学び方の方が、数の仕組みを連動して学べ、そのことが算数のより深い理解につながると思います。
また、最後にボスキャラがあるのも子供のモチベーションをくすぐる仕組みになっていると思いませんか?
低学年(1~3年)と高学年(4~6年)にステージが異なるんですが、低学年の場合だと6つのボスを倒すという設定になっています。どのボスから倒していいかも自分で決められるのもゲームっぽくって良いです。
ポイントを貯めることがモチベーションにつながる
子供ってやっぱりポイントをためるとか大好きですよね。
とはいえ我が子がドラゼミを受講していた時は、ポイントはすぐに集めるのを辞めてしまいました。毎月答案を送ってしばらくしてから答案が返ってきてシールを貰ってシール台帳に貼る。
長男はわりと几帳面な方だと思うんですが、どうも上の一連の流れで生じるタイムラグがあるとなんだかポイントを貯めるということが、勉強のモチベーションにつながりづらかったみたいなんです。
ドラゼミには大変良い教材だと思うのですが、このタイムラグが生じるということもドラゼミを辞めた理由の一つです。
一方、RISU算数のポイントは、一つのステージをクリアする毎にもらえますし、自動でたまっていきますから子供にとっても非常に楽だし分かりやすい。
子どもは目をランランと輝かせながら「IPHONEが欲しい!!」
「これを貰うために頑張る!!」などと言い出していましたが(きっとあなたのお子さんもRISU算数を始めると最初にIPHONEを狙いに行くことになると思いますよ!!)
子供と違ってリアリストの私はIPHONE6が250,000ポイントで図書カードは500円分が25,000ポイントということは、1ポイントは何銭なんだとすぐにお金に換算してしまっています(大人っていやですね)。
答は、もちろん5,000円ですよね。なんか思ったより安い気がしますが、IPHONE6ってそんなものなのかもしれませんね。
鬼モードなどというゲーム的要素がある
ポイントやすごろくのほかにもゲーム的な要素が盛り込められています。それ鬼モードという仕組み。
これは、鬼モードがでてくると連続で何問か正解すると、少しワープするという仕組み。
確かに分かり切った問題を何度もやるのは無駄だし、一方で子供はこのようなゲーム的要素があると集中して燃えるしなかなか良い仕組みだなと思いました。
先生からの動画でやる気UP!!
時折届く先生からの動画。
先生は大学名と名前を名乗って、子供たちに語りかけてくれます。
先生たちの大学は早稲田やら東大やらが多いようです。
我が家的には大学名を言われてもあんまり刺さるものはないのですが、ある種の権威付けなんでしょうね。
良く知らない大学に通う学生さんより、有名大学に通っている学生さんから習っている方が何となく頭が良くなるような気がする・・といったところでしょうか。
大学名はともかく先生たちから動画が届くのを長男は楽しみにしていて、「このステージクリアしたら先生から動画がくるかなあ」と何だかワクワクしている様子でした。
文章題・図形の問題もふんだんに盛り込まれている
親目線からRISU算数が良いなと思った点の一つが、文章問題や図形の問題もふんだんに盛り込まれているという点でした。
RISU算数と同じく、無学年方式で進めることのできる公文式では、計算力は確かに高くなるのでしょうが、文章問題や図形の問題がありません。
東大生3人に一人は公文!!やっぱり公文は凄いのか?新進気鋭の著者の書籍を読んだ感想
他方RISU算数では、程よい難易度の文章問題が盛り込まれている印象です。
RISU算数の宣伝文句の一つに「四谷大塚の全国模試の算数で受講生が1番を取った」というものがありますが、確かにこのような問題を繰り返ししていれば、四谷大塚の算数で一番をとるお子さんがいても不思議ではないですね。
今なら1週間無料で試せる!!
RISU算数の残念な点
RISU算数を息子が体験する様子を見ていると楽しんで算数の問題に取り組めているなということを感じます。
ただし、何点か気になる点があったことも記しておきます。
料金体系がわかりずらい
最も残念な点は料金体系が分かりずらい点です。
RISU算数の料金体系は、難解でちょっとした中学受験の算数問題にすらできそうです。
太郎君は2年生からRISU算数を習い、スタート時に5つのステージをクリアしていました。
小学4年生の2月までにすべてのステージをクリアした場合にかかる費用はいくらかかるでしょうか?ってかんじでしょうか。
このことについては、RISU算数の料金はこうなっているで、私なりに整理していますので、よろしければご覧ください。
ただし、上の太郎君問題についての答えは出していませんのであしからず・・・
タブレットが少し重い気がする
これはあくまでも感覚的な問題なんですが、タブレットが多少重い気がします。
我が家で普段使っているタブレットは、Ipad4(だと思う)なんですが、それと比べたらということを補足しておきます。
1週間試してみての我が家の考えは?
続けたいと思わせる工夫が多いのでしょう。
息子はRISU算数にかなりお熱のようでした。「このまま続ける?」というと即座に「僕続けたい!!」との回答。
長男のはまりぶりを見ていた私もそのつもりでした・・・・
しかし、その話を夫にしたところ夫もRISU算数には非常に魅力を感じている一方次のような見解でした。
長男がやりたいというのならばやらせてあげたい。
けれど、今は別のタブレット型学習もしているし、ロボット教室にも通っている。
やりたい気持ちは尊重したいが、RISU算数をすることによって忙しくなりすぎないか。
かといって、まだ始めたばかりのタブレットを辞めさせるのも、すぐにやめる癖がつくのでさけておきたい。
今続けているタブレット学習を1年続けて、その時まだRISU算数をやりたいというのならばタブレット学習を辞めてRISU算数だけをすればいいのでは?
確かに、2年生になって宿題も増えて、毎日の遊びや勉強に少々疲れ気味の長男。
幼稚園の頃は、算数や平仮名などにもあまり興味をしめさなかったものの、ここに来て算数とかにも興味が出てきたみたい。と私も嬉しくなって前のめりになっていたところはあります。
ここは、夫のいうとおり一旦クールダウンしようとなりました。
そのことを長男に話したところ、長男も納得の様子。
じゃあなんで今体験させたの?って長男に言われてもおかしくありませんが・・・
ここまで長男がはまるとは思わなかったし、やりごたえがある内容だとも思わなかったんですよね。