
何かをしている間にあっという間にズボンの折り目をきちんとしてくれるズボンプレッサー。
忙しい朝の時間に重宝すること間違いない代物です。
私の大学時代の友人は、就職が決まった際に親からズボンプレッサーは必ず買うようにと強く言われたそうです。
「大人にもなって購入するものまで、いちいち指示されたくないよな~」と友人は、苦笑いでしたが、今になって思えば、折り目の正しいズボンを毎日履くことが、社会人としての大事なマナーの一つだとその友人の親は伝えたかったに違いありません。
さて、私にとってもマストアイテムというべくズボンプレッサーですが、良いことばかりではありません。
ズボンプレッサーにもデメリットがあることはご存知でしょうか?
もしあなたがズボンプレッサーの購入を迷っているのなら、ズボンプレッサーを使うことのデメリットを確認してからでも遅くはないと思います。
ズボンプレッサーのデメリット1
生地を傷める
ご存知のようにズボンプレッサーは熱を直接ズボンの生地に伝えることで、ズボンに折り目を付けます。
この熱が、ズボンの生地を、少なからず傷めてしまいます。
結果、ズボンがてかってしまった状態になってしまいます。
イギリスのコルビー社は、ズボンプレスを製造している会社の中でも、その変に最も真摯に取り組んでいる製品を販売しているといわれています。
コルビー社だけでなく、その他の会社も熱によるズボンの劣化には配慮をしているようですが、お洒落な方から言わせると「生地を傷めることは間違いない。特に昨今のスーツの生地は昔のそれ以上に繊細な糸を使っているので、ズボンプレッサーなんてゴメンさ。」だそうです。
ということで、長く履きたい高級なズボンについては、なるべくズボンプレッサーは使用しない方がよさそうです。
じゃあ、これまでどおりクリーニングかあって安易に考えているあなた!!
一般的にクリーニングも生地を傷める原因とされていますから、クリーニングもあまりお勧めできませんよ。
ズボンプレッサーのデメリット2
変な折り皺が付く場合がある。もしくは皺がきれいにとれない。
前者は多分に、ズボンプレッサーの使い方の問題もあるかと思います。ズボンプレッサーも使い方がこなれてくるとそれなりにきれいな感じに仕上げることができるのですが、簡単そうに見えて結構難しいのがズボンプレッサー。
きちんとした折り目をつけるには丁寧に、ズボンをズボンプレッサーにセットする必要があります。
なお、この問題を解決すべく制作されたと思われるのが、ツインバード社のズボンプレッサーです。なんとこの製品は、中身が見えるような仕組みになっていますから、きれいな折り皺がつくかをチェックしながらセットできます。
後者の皺がきれいに取れないという問題は、ズボンプレッサーの構造上いかんともしがたいと私は考えます。
ズ ボンプレッサーは、見ての通り二次元の構造です。そして、名前のとおりプレスして折り目を付ける製品です。
つまり、センターラインの折り目付けに特化しているといえます。
私の夫のように、細かいことは気にならない。気にしないという、よく言えば鷹揚な、悪く言えばずぼらな正確な持ち主なら気にもならない程度、いいえ大満足な仕上がりをズボンプレッサーは、約束してくれるでしょう。
しかしながら、おしゃれなかつこだわりのある几帳面な方にとっては、ズボンプレスの仕上がりは満足できない可能性があります。
この場合は、仕方がありません。心行くまでアイロンでズボンを慈しみながらプレスすることをおすすめします。確かにそれは、面倒な作業でもありますし、時間のかかる作業でもあるかもしれません。しかし、几帳面なあなたならばその作業そのものも大切な時間として愛せるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ズボンプレッサーの購入を考えてらっしゃるのなら、ズボンプレッサーのデメリットも把握しておいてほしいと思い記事にしました。
ズボンプレッサーが生地を傷めるというのは事実だと思いますが、一方で大切な時間を短縮してくれることは間違いないです。なので、私は、ズボンプレッサーにデメリットがあったとしても使わないわけにはいかないです。